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知識・経験の棚卸

雑務であっても手を抜くな

入社したての時は、コピー取りや印刷などの雑務を任されることがあります。したくはないものの、誰かがやらなければならない仕事ではある。そこで、まだ右も左もわからない新入社員に雑務を任せるのは、組織としては合理的な選択であるわけです。
そういった経緯から、新人の頃は雑務から逃れられません。ここで、だるいからといって適当にこなしていてはもったいない。ただの時給のいいバイトと同じです。

雑務ばっかりでだるいと言わずに、前向きにさばいていくことで良いこともあると僕は思っています。実際に、雑務で学んだこともある。どうせやるなら全力でやってみませんか?

雑務のクオリティが評価につながる

会社に入ったからにはあなたは評価されます。ほとんど雑務だけこなしているような新人時代でも、評価に差は出てしまうものです。
任せる側に立ってわかることですが、雑用といっても任せる人によってクオリティが全然違う。安心して任せられる人から、手鳥足取りじゃないと不安な人まで。雑務に取り掛かる姿勢や、丁寧さは思った以上に伝わるものです。雑務を丁寧にこなす人は、今後の仕事も丁寧にするんだろうなという印象を受けますし、逆も然りです。そんな中で、適当にこなす人はどうなるでしょう。丁寧にこなす人はどうなるでしょう。
「この人に雑務を任せるのはもったいないし、仕事が丁寧だから何か任せてみるか」と思われるぐらいを目指すべきです。どうせやるんだから。

相手のニーズ/好みに合わせる練習

雑務であっても、何かをするために必要な仕事です。相手がどういうものを望んでいるのか、どういうものが好みなのか、どういう目的やどのような場面で必要なのか、といった相手のニーズや好みに合わせる練習に使えます。
仕事は、お客さんや上司/同僚など、相手がいるなかで進めていくもの。例えば、印刷一つとってしても、必要な場面(社内ミーティング or 社外ミーティング)や、使う人の好みは違ってきます。そんな中で、極端な話、何も考えずにボタンだけ押して印刷しやり直しになる人と、状況に応じて印刷設定を変えたりして一発OKをもらう人だと頼んだ側はどんな印象を持つでしょうか。
相手の立場に立って動くことは仕事でとても大切なこと。相手のニーズや好みに合わせる練習だと思って、そういった姿勢を身に着ける練習だと思えば、雑務も悪くないものです。

標準化や効率化の練習

とはいうものの、雑務ってあんまりだらだらやりたくないもの。できることなら早く終わらせて、業務に取り掛かりたいというインセンティブがある。
雑務はどんどん効率化してしまえばいいんです。例えば印刷設定。毎回設定するのではなく、よく使う設定を登録しておけばいい。

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また、属人的になりやすい業務も、マニュアルやチェックリストを作って標準化していけばいい。

こうやって、より効率的にいこう、より標準化しようという姿勢は、初めの方に身に着けておくと身に沁みついて以降も活きてきます。属人的な仕事を標準化したり、非効率な仕事を効率化したりする視点が身につけば、どんな仕事をするにあたっても心強いものです。


雑務を任されるのは、新入社員にとっては避けては通れない道。自分が変えられないことに対して嘆くのではなく、「雑務からも学んでやるよ」「雑務で俺の良さを出してやるよ」という前向きな姿勢で取り組むことが大切。そうやって雑務から身に着けた姿勢は、今後どんな仕事をするにあたっても活きてくるものです。