東京より愛を込めて。

知識・経験の棚卸

『エッセンシャル思考』で「より少なく、しかしより良く」

 『エッセンシャル思考』の読書メモ。本書の内容は、普遍的なコンセプトであり、他の本を読んでいても遭遇する内容になっています。

内容・学び

 『エッセンシャル思考』は、「より少なく、しかしより良く」というシンプルな主張を、本書を通じて色んな形で伝えてくれます。様々なエピソードや章があるものの、その根底にあるコンセプトは「より少なく、しかしより良く」であり、このコンセプトがキーワードになっています。
 主に、4つのPARTに分かれており、概要は下記のとおりです。

  • PART1 「エッセンシャル思考とは何か」
  • PART2 「見極める技術」
  • PART3 「捨てる技術」
  • PART4 「しくみ化の技術」

 以下、僕が学んだ内容について述べていきます。

選択肢を絞ることの大切さ

 他の本を読んでいても、選択肢を絞ることの大切さについて解かれているものが多いです。選択肢が多いと、選ぶだけでもエネルギーを使うし、すべてを追い求める結果として、すべてが中途半端に終わってしまうという怖さがあります。本書では、選択肢を多く持つこと自体は否定していません。むしろ、選択肢を絞る過程で、多くの選択肢を検討することが望ましいと述べています。多くの選択肢を検討した結果として、選択肢を絞り、そこに注力していくべきだとしています。
 選択肢を絞ることで余計なエネルギーを使わずに済む。それは、空間のデザインにも言えることであり、自分がいる空間・環境も、選んだ選択肢以外のものは排除すべきだなと感じました。勉強するときは、机の上に勉強道具のみを置く、仕事をするときは仕事道具だけを置く。そんなシンプルな心掛けの積み重ねです。

「これは本当に重要か?」という問いかけ

 「これは本当に重要か?」エッセンシャル思考を続ける際の問いかけです。忙しかったりするときは、どうしても視野が狭まり、近視眼的になってしまいがちです。そんな時は、一度立ち止まって、「これは本当に重要か?」と問いかける。自分自身を俯瞰していくことで、そもそもなぜこれをする必要があるのか、本当に効果があるものなんだろうか、という風に冷静に判断することができます。そうやって無駄な選択肢を削ったり、より効果的なところに注力する。これを続けることで、失うものは何か、という意識が大切なんだなと感じました。

「80対20の法則(パレートの法則)」

19世紀末に経済学者のヴィルフレド・パレートが提唱した法則で、成果の80%は20%の努力に起因するという説だ。 グレッグ・マキューン. エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする (Kindle の位置No.565-566). 株式会社かんき出版. Kindle 版.

 本当に大切な20%に注力するべきである。なぜエッセンシャル思考が必要かを解いています。ゲームに例えると、敵にむやみに攻撃するよりも、弱点を狙った方が効果的ですよね。強いところに多数の攻撃(ダメージ1)を仕掛けるのと、弱いところにピンポイントで攻撃(ダメージ50)を加えるのであれば、後者の方が効果的で結果も違ってきます。同じように、本当に効果のある20%を見極めて注力していく。普段から20%を探す癖をつけていくことが大切だなと感じます。

どう活かしていくか

 この本を読んで、エッセンシャル思考の効果について学びました。「より少なく、しかしより良く」をテーマに、時々「これは本当に重要か?」と立ち止まって考える癖をつけていきます。後は、空間・環境のデザインに気を配る。人間は環境の生き物なので、空間のデザインで自分を導いてあげる、そんなイメージをもったデザインを心掛ける。


 「より少なく、しかしより良く」を普段から意識しながら過ごしていくことで、より良い人生を送っていこう。そう思わせてくれる良書です。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする