東京より愛を込めて。

知識・経験の棚卸

『経営財務』の魅力

 会計士試験に合格し、働き始めてから欠かさず読んでいる『経営財務』という週刊誌があります。
 上司に進められて読み始めた雑誌ですが、これがボリューミーで初めは読むのがきつい。しかし慣れてくるととても有難い雑誌だなとその魅力に取りつかれました。
 会計士はもちろん、経理担当者にもおすすめできる本誌は、少し高いですがそれだけの価値があるといえます。伊達に「日本で唯一の企業会計と企業財務の専門週刊誌」と銘打っているわけではありません。そんな『経営財務』について、魅力を語ります。

会計基準のアップデートができる

 まず、『経営財務』では、会計基準の動向について週次で追いかけてくれるので、会計基準のアップデートができます。例えば、会計士試験合格後に監査法人に入った人にとっては、法人の研修はあるものの、基本的には自分で基準のアップデートが必要です。受験勉強中は、予備校などの授業に出て、復習していればアップデートできていましたが、働きだしてからはそうはいきません。専門家として、常に最新の会計基準の動向については、知っておく必要があります。
 そこで、『経営財務』を読むことで、週次で新しい基準について記載しているので、アップデートが可能です。もちろん、読んだだけで身についたり覚えたりできるわけではありませんが、「そういえば経営財務のあの辺に新基準について書いてあったな」ぐらいのフックはできるわけです。このフックが大切で、普段から『経営財務』を読むことで、いざ必要になった時に当たりがつけやすいので助けてくれます。基準の概要が頭に入っているだけでも、いざというときには全然違います。
 基準は基本的に、意見募集や公開草案などのプロセスを経て、公表され適用されます。『経営財務』では、これらの各段階で説明してくれるので、何度も基準について読む機会があり、定着度合いが違います。

会計基準の復習ができる

 『経営財務』は、新しい基準だけではなくて、会計士の先生による解説や、コラム、経理部のお悩み相談といった様々な形で現行基準についても解説がなされます。現行の基準について、まんべんなく掲載されていくので、自然と復習が行えるようになっています。よっぽどのマイナー論点は別ですが、実務で大事になる基準に関しては、割と幅広く出てくる印象です。読むにあたってはある程度の知識は必要ですが、一度簿記や会計士試験で学んだ人にとっては、比較的わかりやすいように平易な説明なので、ざっと復習するのに最適です。
 基準の説明に当たっては、ケーススタディや具体例を用いた説明があり、簡易的なテキストを読んでいるような感覚でも読めますし、概略をざっと読み流して復習することにも使えます。お悩み相談とかだと、割と実務で起こりうる論点が話題になったりするので、ここでもフックを作っておけば、将来同じ状況に遭遇した時に使えますよね。また決算期(3月決算)に向けての留意点等がちょうどいいタイミングでまとめられていたり、実務面への配慮もある雑誌なので、勉強としても実務においても読んでおいて損はないものです。

データベースの活用で論点検索が可能

 実務での予習や、疑問が生じたときに、データベースプランも契約しておけば、過去の『経営財務』のすべてのデータから検索ができます。これはとても便利な機能で、論点ごとにくし刺しで情報を集めることができるので重宝します。


 会計士試験合格後、監査法人などで働き始める人や、新卒で経理部に配属された方など、これから会計業界に足を踏み入れる方にとっては、日経新聞と並んで購読をお勧めします。値段は決して安くはないものの、投資と思って購読してみませんか?仕事をしていて、読んでてよかったなと思える日がすぐに来ますから。

www.zeiken.co.jp