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知識・経験の棚卸

「再起動」の必要性

 KindleやiPhoneなどの電子機器は、使い続けていると動きがもっさりしてきます。そんな時に、「再起動」をすればもっさりがなくなり、一転またスムーズな動きになります。感覚としては1週間に1回ぐらいは「再起動」した方が、使いやすいかなあと。考えてみるとそれもそうですよね。ずーっと使い続けられて、一度も「再起動」というリセットがないままだと、マルチタスクが重なっていきいくら機械とはいえスピードが落ちてしまうもの。
 なんてことをふと考えていた時に、「再起動」の必要性って、僕らにも当てはまるんじゃないかなと。人も、働き続けたり、動き続けると、Kindleと同じようにマルチタスクが重なっていき、どんどんスピードが落ちていくもの。同じように「再起動」が必要なんだなーって思います。

「再起動」の方法

 では、「再起動」をするとは、どういうことか。「睡眠」はその一つの例です。毎日行われる「睡眠」という「再起動」で、視覚情報やシャットアウトされ、その間にその日に得た情報を整理してくれているんです。だからこそ十分な睡眠がとれないと、情報の消化不良になったり、十分な「再起動」が行われずに、日に日に動きがもっさりしてしまいます。続けば続くほど、判断力は酔っている時と同程度になってしまうのは有名な話ですよね。視覚情報のシャットアウトができればいいので、眠れないと思っていても、目をつぶって横たわっているだけでも睡眠の効果はあります。

視覚からの情報を遮断する

 では、どうして「睡眠」などの視覚情報のシャットアウトが効果があるのか。それは、人は視覚からかなり多くの情報を得ているからです。目に映るすべての情報は無意識下において処理され、なにが必要かを判断し、集中すべきところに集中できるように無意識が働いてくれているのです。この無意識の働きがエネルギーを使う。その証拠として、机の上が散らかっているときに集中できないけど、例えば勉強道具だけ置かれた時の状況下での勉強はかなり捗りますよね。*1これは、無意識が情報をキャッチしており、そちらにエネルギーが使われてしまっているからなんです。目の前の教材だけに集中していると思っていても、無意識はその周りのスマホだったり雑誌だったりの情報をキャッチし、処理している。処理によるエネルギーが使われているんです。
 だから、視覚情報をシャットアウトすることで、こういった無意識の働きを止めて、脳を休ませてあげる。つまり、僕らでいう「再起動」に当たるんだと思います。

「再起動」の頻度

 「再起動」は、「睡眠」によって一日一回で済むかといえば、それはそうでもありません。作業中においても、適度に休憩をとるといった「再起動」をしないと、作業効率がガクッと落ちてしまう。皆さんも、昼寝を数分するだけで、起きてからの効率が格段に上がった経験はあると思います。「再起動」を意識してやらないと、ずーっと走り続けた状態になってしまう。

 日中の再起動の方法としては何があるかというと、それは例えば「ただ目を閉じてぼーっとすること」です。先ほど、人は視覚から多くの情報を得ていると述べました。インプットした視覚情報を処理するのに、エネルギーを使ってします。なので、視覚情報を一時的になくしてあげて、休ませてあげる。これが大事です。頻度としては、色々ありますが、少なくとも90分に1回は、5分ほど目を閉じてぼーっとする時間があればいいかなと思います。頻度については「ポモドーロテクニック」だったり「ウルトラサーカディアンリズム」だったり、色々調べて自分に合うリズムで休憩すればいい話です。

 こうやって、僕らも意図的に「再起動」しないと、知らない間に動きがもっさりしてしまっているかもしれません。肝に銘じたいものです。

*1:予備校の自習室やカフェがその最たる例ですね。