東京より愛を込めて。

知識・経験の棚卸

英語の勉強には「大量のインプット」が必要である

 英語の勉強は、アウトプットも大切ですが、インプットもそれ以上に大切だと思います。僕自身、大量のインプットをしたことで、英語力が格段に上がった印象がありました。そこで、本エントリーでは、なぜ大量のインプットが必要なのか、そしてどのような方法で行えばいいのかについて述べていきます。

f:id:kaido_hajime:20190324231428j:plain

なぜ必要か

 英語のアウトプット力を上げるには、大量のインプットが必要です。それはなぜなのか。「インプットしたものしかアウトプットできない」から、そして「インプットの機会は増やしやすい」からです。

インプットしたものしかアウトプットできない

 人はインプットしたものしかアウトプットできません。どこかで見たことのあるフレーズであったり、言い回ししかアウトプットできません。当たり前の話ですが、大量にアウトプットした中からの組み合わせでしかアウトプットできません。そもそものインプットの量が足りていなければ、アウトプットできません。
 イメージとしては、コップの中に水を注いでいき(=インプット)、一定量に達するとあふれ出る(=アウトプット)ような感じです。アウトプットももちろん大事ですが、それは大量のインプットがあってこそのこと。普通に過ごしている限りは、圧倒的に英語のインプット量が足りないのが普通です。

インプットの機会は増やしやすい

 日本で勉強する場合であれば、超外資系で日本語を話せない外国人に囲まれながら働かない限り、アウトプットの量は限られています。英会話に通ったとしても、一日の大半は日本語を使って過ごすはずです。英語をアウトプットする機会といえば、英会話教室に通うか、外国人の友達を作るかです。それよりも、インプットの機会を増やす方が圧倒的に簡単。後述しますが、通勤電車で英語を読んだり、駅から家までの間に英語を聞いたりと、スキマ時間で大量のインプットを行う方が簡単です。

どのようにインプットするのか

 では、どのようにインプットすればいいのでしょうか。リーディングとリスニングに分けて考えましょう。

リーディング(英字新聞)

f:id:kaido_hajime:20190324231432j:plain

 まず、リーディングは、文字通り英語を読むこと。洋書を読むのが一番のお勧めですが*1、ここではもっと続けるために、通勤時間を利用した方法をご紹介します。それは、英語の新聞を読むことです。特に読みやすいのが、Financial TimesとThe Wall Street Journalです。どちらもスマホがあれば読めますので、通勤時間に読めますね。難易度としては、Financial Timesの方が、平易な英語で書かれているので読みやすく、The Wall Street Journalは、アメリカでいう日経新聞のような位置づけなので、少し難易度が上がります。

 ここで、読む時の留意点ですが、2つあります。1つ目は「辞書を引かない」こと、2つ目は「短い記事から読む」ことです。

辞書を引かない

 まず、辞書は引きません。毎日の通勤電車で続けるために、できるだけ障壁を下げましょう。完璧に読む必要はなく、何となくの意味が分ければ大丈夫です。日経新聞も、いちいち辞書は引かずとも大まかな意味は分かりますよね。それと同じように、辞書は引かずに読み進めていきましょう。あまりにもわからなければ、自分のレベルにあっていないということなので、その記事は読み飛ばして別の記事に行ってください。完璧を目指すより、とりあえず続けていくことが大切です。わからない単語は放っておいても、そのうちわかるようになります。それでも記事の内容が全然わからない場合は、読む新聞を変えた方がいいです。自分のレベルにあった新聞を選びましょう。

短い記事から読む

 次に、短い記事から読み進めていくことです。初めから長い記事を読んでしまうと、通勤時間に全部読み切れなかったり、全然意味が分からずに自信やモチベーションをなくしてしまいます。短い記事でも、記事のクオリティは同じです。全部読んでも意味が分からなければ気にせず別の短い記事に移りましょう。短い記事を読むことで、試行回数を重ねることができます。中には意味が結構分かる記事も出てくるはずなので、成功体験を積むことができるし、モチベーションにもつながります。何より気軽に読むことができ、分からなければ次という風に切り替えやすいので、続けやすいです。

リスニング(Podcast)

f:id:kaido_hajime:20190324231423j:plain

 続いて、リスニングについてです。お勧めは、「Podcast」です。

おすすめの番組

 「Podcast」はiPhoneの人限定になってしまいますが、ラジオ感覚で、長くても1時間で聞けてしまうから手軽です。内容も多岐にわたっており、自分の通勤時間(特に駅から家までの徒歩時間)に合わせて、また自分の興味に合わせて選ぶことができるからです。家で構えてYoutubeで英語のリスニングをするより、通勤時間にながらリスニングをした方が続くのでいいです。徒歩の時間は耳学が最適。

 お勧めのPodcastをいくつか挙げていきます。

Scott Mills Daily

Scott Mills Daily

Scott Mills Daily

  • BBC Radio 1
  • コメディ
  • ¥0

 こちらがダントツにおすすめです。1回30分程度で聞きやすく、内容がおもしろい。BBCの若者向けのラジオ局Radio 1の大人気ラジオです。
 DJのScott MillsとChris Starkが二人でいろんなコーナーを回しながらおしゃべりします。いたずら電話をかけたり、罰ゲームをしたりと、BBCでこんなことしていいの?っていう内容のオンパレード。内容が分かればかなり楽しめます。割と難易度は高いですが、BBC English(フォーマル過ぎず、若者言葉寄りのイギリス英語で話されています。)で話されているので、イギリス英語の勉強には最適。ある程度の英語のレベルがある人であれば、聞き続けると徐々にわかるようになってきます。

 こんな感じで、番組の企画の罰ゲームで、パンツ一丁で観覧車に乗ったり、なかなかぶっ飛んだラジオです。笑


Chris Stark IN HIS PANTS: Extended Highlights

WSJ Minute Briefing

WSJ Minute Briefing

WSJ Minute Briefing

  • The Wall Street Journal
  • ビジネスニュース
  • ¥0

 こちらは、その日のニュースを1分に要約したPodcastです。時間がなくても、1分だけなので毎日続けるにはもってこいです。内容は、既知のニュースであれば聞き取れるレベル。リーディングと合わせて聞けば相乗効果が見込めます。

FT News Briefing

FT News Briefing

FT News Briefing

  • Financial Times
  • ニュース/政治
  • ¥0

 こちらは、10分程度のニュースです。リーディングでFinancial Timesを読む場合は特にお勧めします。

同じ内容を繰り返し聞く

 毎日聞くことも大切ですが、同じ内容を繰り返し聞くことも大切です。僕は、「Podcast」は基本的に毎日新しいエピソードを聞いていましたが、お気に入りの有名人のインタビューがあった回や、特に面白かった回については保存しておき、何度も繰り返し聞いていました。これは思い返せば結構効果があったんじゃないかと思っていて、最初60%分かっていたのが、聞いていくうちにだんだん70%、80%とわかってきます。最終的には、ほぼ自分で再現できるぐらいまで聞き取れるようになりました。自分の英語のレベルが上がっているのを実感できるのはもちろん、何度も何度も聞き返すことで、リスニングの力も上がっていたのだと思います。日本語であっても、聞き取れなかった部分を何回も聞きなおすと徐々に聞き取れるようになりますよね。それと同じなんでしょう。
 何度も聞くのにおすすめなのは、インタビュー系の「Podcast」です。毎回ゲストを読んでインタビューするようなものであれば、エピソード単位で何度も聞き返したくなりますよね。

Steve Wright’s Big Guests

Steve Wright’s Big Guests

Steve Wright’s Big Guests

  • BBC Radio 2
  • コメディ
  • ¥0

 10分程度で気軽に聞けます。毎日聞くというよりは、好きなゲストが出た回だけ繰り返し聞くという使い方がいいです。謎のクイズコーナーと、インタビュー部分の抜粋キャストです。

The Graham Norton Podcast

The Graham Norton Podcast

The Graham Norton Podcast

  • BBC Radio 2
  • ミュージック
  • ¥0

 こちらもインタビュー部分の抜粋キャストです。1時間ほどで長いので、気になるゲストの回だけ聞くといいと思います。


*1:なお、洋書を読むことについてのエントリーはこちらからどうぞ。www.kaido-hajime.com